いつもお立ち寄りくださり有難うございます。


順位戦Ｃ級2組では昇級を目指す棋士たちが熱い戦いを展開しています。

徳田四段は在籍するＣ級２組で初戦では負けはしましたが、現在、６連勝中（７戦中、６勝１敗）とトップ服部四段とは星の差１つで追随。昇級枠３名内に届くかもしれない位置にあります。

今週、将棋フォーカスで紹介された若手イケメン棋士・徳田四段とベテラン南九段の対局から「棋譜」を振り返りご案内します。


＜略歴＞







若手が台頭しつつあり、ベテランは少々苦境に追いやられている感がありますが、経験の豊富さを盤上にぶつけて「若手には負けん！」という意地を見せて欲しいところです。

また、「次の一手」を取り上げてますから、手筋や方向性などご一緒に楽しんでいただけたらと思います。ごゆっくりなさってください(^^♪



▶２５手目９九玉
三間飛車対居飛車と言う戦型で、両者アナグマ囲いになりそうです。














▶５５手目２四銀
棒銀が４段目まで進み、角をイジメで攻勢です。
こうなれば、先手の形勢は優位に立てますね。






▶６１手目３四銀成
銀を犠牲に２八の飛車が成り込む算段です。

☗７七角も４四へ進出する可能性も生じます。











【次の一手】
▶７６手目☖７三歩打ちまで。先手番。
後手は後手玉をにらむ５六角のラインの防備に手を打ちましたが・・・。
次に、AI（shogigui+水匠２）により＜最善手＞を解析します。

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《AIによる解析》
最善手：☗８四歩。
本譜は☗７五歩の「たたきの歩」でした。
私も同じ指し手を選択していたでしょう。微妙ですね。
☗８四歩に後手がこの歩を放置するなら、☗８三桂打ちでシビレます。
なので、AIの読みは、
☖８四同金☗７六桂打ち☖８三金
☗８四歩打ちと進む手順を読んでます（左図下部参照）。





【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ(^^♪



▶９４手目☖８二飛。
☖７四銀がいなければ、☗８三桂以下後手玉は詰みですね。
そこで、先手は次の手番９５手目☗７四馬と邪魔な銀を払って後手玉に引導を渡しました。



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