桂馬という駒の特徴である＜吊るし桂＞。

囲碁でも用いられる手筋「ケイマ」でも知られていますが、将棋の駒８種類の駒の中でも桂馬が好きです。
桂馬の格言では「桂馬の高跳び歩の餌食」は将棋を指さない方でもご存じでしょうが、特に好きな言葉は「桂は控えて打て」です。

囲碁の格言の中で一例を挙げると、
「追うはケイマ、逃げは一間（いっけん）」とあり、将棋と囲碁は共通する要素が多いことに気づきます。

詰将棋や棋譜を通して「手筋」を学び、腕を磨いて上達できたらイイかなと思っています。

そこで、次に手筋を学ぶ上で、
以前、NHKeテレ・将棋フォーカスで司会を務めた乃木坂４６・向井葉月さん向けに出題された「３手詰」から玉を詰ます《手筋》の面白さをご案内してまいりましょう。

故・原田泰夫九段が口癖のように言っていた名言ですが、ご存じの方は多いでしょう。

“３手の読み”

日本将棋連盟会長を務めた原田九段は解説の際には、きっと次のようにお話しするかもしれませんね。

【３手詰】

「わたし原田なら、初手☗１一飛。」

玉は２二へ逃げたいけど、３四桂が利いている。

他に逃げられるところがないなら、飛車はタダだから玉で取るのが最善策。

しかし、昔からタダほど怖いものは無いって言いますが、
２手目☖同玉で作者の意図がわかってきました。

わたし原田は３手目☗２二金として玉を詰ますことができます。
　　　　

　　

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実戦形式詰将棋＃１３７９～webで挑戦！

2022/11/28 11:28

いつもお立ち寄りくださり有難うございます。

今週１１月２７日、きのあ将棋さんから配信された最新版“実戦形式詰将棋”で「手筋」を楽しみながら腕を磨いてまいりましょう。

今回は★５と言う評価ですが、なかなか初手が見いだせず手強い詰将棋でした。
ちなみに、１１手詰になるでしょうか。
今週配信されている４題の中から１題選択しています。

【＃１３７９】
持ち駒：下図の通り。
難易度：★５
私からのヒント：７手目がポイント。指し手によって手数が伸びます。